今回は旧キット「1/144 ヌーベルディザード」の制作です。
こちらはご依頼品でお持ち込み頂いたキットなのですが、初エルガイム作品なのですごく楽しみでした。
ご依頼頂きありがとうございます…!
パッケージイラストが味があって良いですよね。色彩といいこの世界観に惹き込まれます(*´ω`)
ヌーベルディザードは『重戦機エルガイム』に登場するA級ヘビーメタルで、ガウ・ハ・レッシィが搭乗します。
Zガンダム同様放映時の記憶はほとんどありませんが、スパロボで知ってアニメを観て好きになりました(*´ω`)
早速開封して確認していきます。
ランナー数は3枚で、関節用のビニールチューブとリード線が付属します。
昨今のキットと比較すると少なめではありますが、このスケールの旧キットとしては結構なボリュームだと思います。
説明書の設定資料は妄想が膨らみます(*´∀`)
完成が楽しみです。
仮組
第一印象ではこれが旧キット…???という位クオリティが高く感じました。
関節部が脆く、立たせるのも不安定だったりはするのですが、造形クオリティは非常に高くFGとして近年リバイバルされたものと言われても違和感がありません。
販売情報については明確なソース元が確認できなかったのでわかりませんが、アニメ放映当時に発売というのはwiki内の情報から確認できたため、およそ40年前に発売されたキットという事になります。
凄すぎて笑ってしまいます 笑
セイバーは一体成型タイプのものが2本付属しています。
専用の持ち手は付属していないため、保持させる場合は平手に接着する必要があります。
各部パーツ詳細
改修ポイント
本制作の改修ポイントは頭部改修とスタイル調整の2点です。
頭部は首とフェイス部分が一体化していて、手を入れるより作り直すほうが早そうだったため、形が似ていたHGUC Zガンダムの頭部をベースに作り直すことにしました。
ジョイント部分もそれに合わせた作りにしています。
関節部は強度の懸念や一部プロポーションへの影響もあったため、ガンプラのポリキャップやKPS関節に置き換える事にしました。
腕部は上腕部と肩部接続部を後ハメ加工して、関節部をガンプラのKPS関節に置き換えています。
足部は本改修の肝とも言うべきところで、プロポーション調整と可動域の改善を兼ねています。
本制作における重要度は非常に大きい部位でした。
デフォルト状態でも少し横ロールできるのですが、高さがないのでパーツ干渉してしまいほとんど動かせないんですね。
高さを作ってボールジョイント化したことで、素立ちもキマるようにできたと思います(*’▽’)
関節パーツはHGUCガンダムMk-IIのものを加工して使用しています。
バックパックは脚部に干渉するため、角度変更できるように30mmopパーツセットのマルチジョイントで可動式にしました。
画像に残すのを失念してしまいましたが、腹部や腰部も割と大改修しています(;´∀`)
行った改修は腕部や脚部同様関節部の強度をあげつつのスタイル調整です。
内部フレームにあたる部分を作ってビジュアルも変更しています。
完成ギャラリー
ヌーベルディザードのパイロット、ガウ・ハ・レッシィはもともと敵軍の将ですが、主人公ダバ・マイロードに惹かれて離反するという遍歴の方で正ヒロインの一人です。
この行動力は見習いたいものです…(;´∀`)
私にとって初の『重戦機エルガイム』シリーズキット制作でしたが、これまで培ったガンプラ制作のノウハウが活きた制作であったと思います。
同時に旧キットはものすごく難しいというのが再認識できた制作でもありました(白目
正直もっとこうしたい、あーしたいというのは有りましたが、ひとまず自己の目標は達成できましたし、ご依頼主様に画像を気に入って頂けたので良かったと思います。
貴重な経験をさせて頂きありがとうございました…!