ガンプラのハンドパーツって何が良いの?

※2024/10/31情報更新
「WAVE Fハンド 角」「ホビーベース 関節技EX 極め手 Ver.2.0」 情報を追加しました。

※2024/07/28情報更新
「一部レジン製のハンドパーツについて」「ビルダーズパーツHD MSハンド」 情報を追加しました。

※2023/11/30情報更新
STYLE-S ロボマニ再販情報を更新しました。

※2023/11/14情報更新
STYLE-S ロボマニ再販情報を更新しました。

※2023/11/14情報更新
HGBC 1/144 次元ビルドナックルズを更新、ビルドハンズと統合しました。

※2023/10/19情報更新
HGBC 1/144 次元ビルドナックルズを追加しました。

※2023/10/10情報更新
STYLE-S ロボマニ再販情報を更新しました。

※2023/10/9情報更新
STYLE-S ロボマニ再販情報を更新しました。

※2023/09/27情報更新
STYLE-S ロボマニ再販情報を更新しました。

※2023/09/20情報更新
使用例を追加しました。



まずは下記2枚の画像を見てみてください。

画像を見比べてみて、どうでしょうか。

2枚目のほうが完成度が高くみえませんか?
被写体の角度が微妙に異なりますが、違っているのは「手」のみです。

ハンドパーツを制する者はガンプラを制すという言葉もある位(嘘です…)、個人的に、ハンドパーツはクオリティアップに直結すると思っています。

そこで今回は、『2023年4月現在、購入可能なハンドパーツや各特徴について』お話したいと思います。
(1/144スケールかつ、連邦系のS・M級機体の用途に限ります)

なぜこういう記事を書こうかと思ったかというと、
これまで、「ビルダーズパーツHD MSハンド」を購入する事が多かったのですが、長らく再販されていないためもう市場に残っておらず、別の選択肢を探さざるを得ない状況になってしまったのです(;’∀’)

再販頻度をあげてくれれば解決する問題なのですが、メーカーさんの都合もあるのでしょう…。

私のようにハンドパーツの選択肢を探している方向けに、少しでもお役に立てればと思った次第です。

また、私がプラモデル製作を継続するうちは定期的にアップデートをかけて、できるだけ最新の情報をお伝えできればと思っています。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ハンドパーツの選定

まずは選定についてですが、
・穴なしの握り手が付属(※超重要)
・値段は1セット1000円以内である事(もしくはメーカー希望小売価格の2倍以下)
・デザインは連邦系機体に近いもの

私の場合、このへんが探すうえでの条件です。
上記条件でネット上で購入できたものは以下になります。

  1. コトブキヤ M.S.G モデリングサポートグッズ ハンドユニット ノーマルハンド2020
  2. バンダイスピリッツ HGBC 1/144 次元ビルドナックルズ、HGビルドハンズ 角型[S,M,L]
  3. バンダイスピリッツ 30MM オプションパーツセット12(ハンドパーツ/マルチジョイント)
  4. STYLE-S ロボマニ角指S【ver.2】Aセット
  5. 三角屋 [Aa] Common Hands (BASIC SET) 
  6. バンダイスピリッツ ビルダーズパーツHD MSハンド
  7. WAVE オプションシステム シリーズ Fハンド 角(※2024/10/31 new
  8. ホビーベース プレミアムパーツコレクション 関節技EX 極め手 Ver.2.0(※2024/10/31 new

コトブキヤ M.S.G モデリングサポートグッズ ハンドユニット ノーマルハンド2020

KOTOBUKIYAから発売されているハンドパーツセットですが、ジョイントパーツが数パターン用意されており、よほど古くなければバンダイ製のガンプラとも互換性があります。
画像はHGUCリヴァイブ版のZガンダムに使用した際の画像で特に違和感はありませんでしたが、RX-78ガンダムのような小さめの機体には少し大きく感じるかもしれません。

握り手と平手の他、2種の武器持ち手が付属しますが、ガンプラキットで使用する場合、接着などの加工が必要になります。

amazonで700~900円で購入できることが多くメーカー希望小売価格よりも安いのでお得感はありますが、そもそも1セットしか入っていないので、コスパはあまりよくありません。


コトブキヤ M.S.G モデリングサポートグッズ ハンドユニット ノーマルハンド2020を使用した作品例です

バンダイスピリッツ HGBC 1/144 次元ビルドナックルズ HGビルドハンズ 角型[S,M,L]

※次元ビルドナックルズとHGビルドハンズを統合しました。

>>amazon販売 メーカー希望小売価格の商品一覧はこちら(※amazonページリンク 別タブで開きます)

次元ビルドナックルズが2023年11月に再販となりました。
ハンドパーツそのものにデザイン的な違いはないので、どちらか入手しやすいほうを購入する事をおすすめします。

ビルドハンズ角型


次元ビルドナックルズ

←次元ナックルズ →ビルドハンズ

ビルドハンズと次元ビルドナックルズはパッケージと説明書の一部が異なっていましたが、ハンドパーツのほうはデザイン的な違いが発見できませんでした。
念のため比較画像を掲載していますが、おそらくメーカー側の都合による別パッケージ化だと思われます。

Gガンダムなどの格闘系の機体に合ったデザインで、平手はより人間的な表情がついています。
握り手、平手、武器持ち手が1セットになっており、S、M、Lの3サイズがパッケージングされたランナーが2枚同梱しています。
私は新品を1200円で購入(メーカー希望小売価格:660円)したのですが、1セット200円と考えるとそれでもコスパは良いですね。

ビルドハンズ 角型のMサイズを使用した作品例です。


Lサイズの握り手を使用した作品例です。
(※ボールジョイントのサイズが合わなかったので加工しています。)

30MM オプションパーツセット12 (ハンドパーツ/マルチジョイント)

4月15日に発売されたばかりなのですが、個人的にかなり期待していました。
SとMにあたる2サイズが同梱されており、ガンプラHGシリーズのデザインに似ているのが特徴です。

白の甲をつけているほうがS、グレー甲がそれよりも少し大きめのMです。

平手は「水星の魔女」シリーズ付属のものに似ていますね。
平手が付属しない改修型エアリアルに良さそうです。

バリエーション豊富で、Sサイズは左右握り手、平手、武器持ち手、指差し手、角度付きの武器持ち右手(※画像に写っていませんでした。)が付属します。Mサイズは指差し手がありませんでした。

Mサイズの武器持ち手をZZガンダムの左手の武器持ち手用として使用してみました。
手の甲パーツはさすがに形状が違い過ぎるので加工していますが、ガンプラとの親和性は高いですね。

マルチジョイントパーツが豊富なので、ミキシングなど行う方にはかなり嬉しいのではないでしょうか。

マルチジョイントは、HGUCゼータガンダムのフライングアーマーに縦可動軸を追加する際にも使用しました。


HGUCヤクト・ドーガのシールドの接続形式を改修した際にも使用しています。


30MMハンドパーツや接続穴カバーを使用した作品例です。

STYLE-S ロボマニ角指S【ver.2】Aセット

最初の比較画像でも使用していますが、左右握り手、武器持ち用の右手が付属したものが1セットになっています。

手の甲パーツは2種から選べるようになっており、いずれもガンプラのデザインに寄せられています。


武器持ち用の右手は隙間が大きめなので保持力はほとんどなく、しっかり保持させたい場合は要接着です。



ライフルだけでなく、ビームサーベルのような筒状のものでもハンドパーツを分解することなく持たせることができました。
”持たせる”というよりも”引っ掛ける”と表現したほうが正しいかもしれません。

ほとんど動かさない状況であれば、あえて接着せず、汎用的に使うのも手ですね。

3Dプリンター製とのことですが、握り手の出来が良く価格もそこまで高額ではないと思うので、十分実用レベルだと思います。
問題は人気のハンドパーツなようで、入手困難なところでしょうか…。
再販は割としてくれる…?

発送に関しては、早ければ入金確認後の翌日~2日以内には発送してくれるようです。

※2023年11月30日更新
ロボマニ角指6L通常セット及びBセットを11月29日再販
受付開始日は受付当日に告知されたようです。
6L以外の他サイズの角指も再販されているようです。(Xにて当日告知)

当サイトでの当該製品についての再販情報の更新はこれで終了させて頂きます。

人気の型は1~2か月毎のサイクルで再販される事が多く、再販日の告知は受付前日~当日に公式Xにて発信されます。
受付日の告知・開始タイミングが毎回異なるため、購入希望の方はXをこまめに確認しておくことをお勧めします。

>>STYLE-S 公式通販サイト

@STYLE_S_Takuya


※2023年11月14日更新
ロボマニ角指6L通常セット及びBセットを11月限定リバイバル販売予定とのことです。
PG等の大型キット向けだと思われます。
購入希望の方はこまめにXを確認しておくことをお勧めします。

※2023年10月10日更新
2023/10/10 21:00~再販


※2023年10月9日更新
10/10(未定)に再販予定とのことです。
20時受付の事が多いのでおそらく夜に受付開始になるのではないかと思われます。
購入希望の方はこまめにX(旧Twitter)をチェックしておきましょう。

※2023年9月27日更新
現在サイト閉鎖中のようですが、ロボマニ角指、丸指及びロボバーニアの再販と合わせて10月にサイト再開予定とのことですので、購入希望の方はこまめにX(旧Twitter)をチェックしておきましょう。


※2023年8月14日更新
2023/8/13(日)再販だったようです。
再販情報は必ずメールで告知されるわけではないようなので、Twitter情報を確認する事をおすすめします。


※2023年5月27日更新
2023/5/28(日)夜20:00頃再販予定のようです。
購入希望の方はメルマガ登録しておくことをおすすめします。
1~2日前に再販情報を告知してくれるようです。

※2023年4月27日更新
販売元様にお問合せしたところ、次回の販売は5月中を予定とのことです。
約1~2か月毎の再販を予定されているとのことですが、業務状況によっては長期間空いてしまう場合もあるとのことです。


STYLE-S 販売サイト

HGUC リヴァイブ版ガンダムMk-II使用例
(首約1mm、腹部2mm、脚部2mmの延長を施したカスタムモデルです)

三角屋[Aa] Common Hands (BASIC SET)

右手は7.15サイズ、左手は7.95サイズの握り手を使用しています。

3Dプリンター製のようですが造形クオリティは高めだと思います。

左右握り手、武器持ち右手、表情つきの左平手が1セットになっています。

画像は7.95サイズの武器持ち手にライフルを持たせていますが、接着しなくても比較的安定して保持させることができました。

7.15サイズの武器持ち手だと装着が少し難しかったですが、7.95サイズよりも安定して保持できました。

ジョイント部分の加工や、握り手のランナー(?)からの切り離しが少し難しいですが、サイズが豊富で欲しい手首が一通り揃っており価格も安めなのでオススメです。
ジオニック系の手首やシイタケモールド等のディテールアップ用パーツも販売されているようです。

発送に関しては、受注後の3~7日以内となる事が多いです。

>>三角屋様

※2023/08/14 update
ご注意事項ページにあるように、独自にブレンドされたレジンを使用されており、曲げに弱く破損しやすい可能性があるようです。
個人的には価格も安めですし仕方がないのかなと思って割り切っていますが、そういったものに理解がある方向けの製品という印象です。
購入後の補償期間もあるようですので、万一破損していたり破損した場合は販売元様にお問合せ頂くのが良いと思います。

[Aa] Common Hands (BASIC SET)の7.15mm(Sサイズ相当)を使用した作品例です。
(※ボールジョイントのサイズが合わなかったので加工しています。)


[Aa] Common Hands (BASIC SET)の7.95mm(Mサイズ相当)を使用した作品例です。


[Bb] Common Hands (BASIC SET)の10.33mm(Lサイズ相当)を使用した作品例です。
(※ボールジョイントのサイズが合わなかったので加工しています。)

バンダイスピリッツ ビルダーズパーツHD MSハンド

メーカー希望小売価格は550円です。(1/100スケールは660円)
2024年7月 再生産に伴い、一部の商品が比較的入手し易くなったため、リストに追加いたしました。


(画像上)ブラックのハンドパーツ、MSハンド02 (ジオン系)(Mサイズ相当)
(画像下)グレーのハンドパーツ、MSハンド01 (連邦系)(Mサイズ相当)

再生産を待っていた方も多いかもしれませんね。
個人的にはレジン製のハンドパーツと比較すると破損しにくい印象で安心感はあります。

左右穴無しの握り手、平手、銃持ち手のセットが2セット分同梱しています。
もともとガンプラ用の拡張パーツという事もありガンプラとの親和性は高めですが、銃持ち手はあまり保持力がありません。
MSハンド03 (連邦系)(Sサイズ相当)の銃持ち手については、銃のグリップを握らせる部分のスペースが狭すぎて銃を持たせることができませんでした。

連邦系に関しては、汎用性を考慮してかジョイント部分が比較的長めに作られており、リバイブ版ガンダムのような袖口部が浅いキットに使用するとジョイント部分が露出してしまうのでそこに違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

1/144サイズバリエーション

MSハンド01 (連邦系)(Mサイズ相当)

使用例


MSハンド02 (ジオン系)(Mサイズ相当)

使用例


MSハンド03 (連邦系)(Sサイズ相当)


MSハンド04 (連邦系)(Lサイズ相当)


WAVE オプションシステム シリーズ Fハンド 角

新製品というわけではないのですが、先日amazonで購入できたためレビューしたいと思います。

amazonにて255円(税込)にて購入できました。

説明書等は付属していないため材質は不明。
メーカーの製品ページによると発売は1994年のようです。
指の部分は親指、人差し指、中指~小指で3分割されており、指の付根部分が可動します。
ジョイント部分は3mmの円柱型でボールジョイントタイプのガンプラとの互換性はありません。

右手がうまく組み立てられなかったためパーツを確認してみたところ、手の平部分のダボ穴横に突起があり、これがあるせいでパーツがしっかりかみ合わず組立できませんでした。

左右でならべていますが、左手側は穴になっています。
よくわかりませんが、おそらく成型時にできたものではないかと思われます。
右手の突起は削り取らなければしっかりはまらないため、ニッパーやデザインナイフ等で削り取ってください。

ジョイント部分を加工してリバイブ版ガンダムに装着できるようにしました。

ビームライフルやビームサーベル等の武器の保持力はほとんどないため、保持させたい場合は接着する必要があります。
撮影のためなんとか持たせてはいますが、少し向き等を変えたりするだけでも落ちてしまいます。

こちらの強みは、
1/144サイズでは希少な可動式マニピュレーター
1セット300円前後と安価

上記2点だと思います。

ジョイント部分を加工しなければ昨今のガンプラには使えないため、上級者向けの拡張パーツだと言えますが、逆に加工できる方であれば素材として有用かもしれません。

ホビーベース プレミアムパーツコレクション 関節技EX 極め手 Ver.2.0

2024年9月13日発売の新製品です。気になったので購入してみました。

ホビーベース社製のフル可動ハンドパーツで、S、M、Lの3サイズが販売されています。
本記事ではSサイズを使用してレビューしたいと思います。

amazonにてSサイズを¥1,122円で購入。
製品パッケージには使用樹脂 本体:ABS、PPと記載あり。
上級者向けという記載もあります。

ボールジョイントは3mmと3.5mmの2種、甲のパーツは可動重視のものと、デザイン重視のものの2種が付属しており、どちらかを選んで取り付けます。
ちなみに本レビューでは右手に可動重視、左手はデザイン重視の甲を取り付けています。

可動部は全22箇所あり、ダブルインジェクションで五指がフル可動するため、多彩な表情付けが可能です。

製品パッケージに可動はポージングのためであり、パーツの保持力は強くないため、武器を持たせる場合は接着してくださいとの記載があります。

正直なところ、RGの初期キットを思い出して動かすのが怖かったのですが、今のところは親指が少し外れやすい位で特に破損もないので扱い方次第なのかもしれません。

ABS樹脂が使用されているようなので、塗装をされる方はご注意ください。

総評

※2024/07/28 update
どれも一長一短という印象です。
個人的には、レジン製ハンドパーツは造形品質は高いですが、比較的脆く破損しやすい。
プラスチック製ハンドパーツは造形品質はあまり高くないものが多いですが、比較的安価で破損しにくいのが魅力だと思っています。
(あくまで私個人の見解です)

握り手=ロボマニ角指S、平手=30MM ハンドパーツ
使用するキットによっても変わるとは思いますが、個人的にはこの組み合わせが一番当たり障りなくて好きです。
この組み合わせを作るのに約2000円かかりますが…汗

30MMの握り手を推したいところではあるのですが、MSハンドを使ってきた後だとやはり造形部分で物足りなさを感じてしまうというのが正直なところです。
良くも悪くもデザインがHGに近く自然ではありますが。

発売直後という事もあり、入手しやすく価格も1000円弱で2セット付属しているのでコスパは良いんですけどね。

兎にも角にも3Dプリンター最強ですね。
自作するモデラーが多いようですが、それも頷けます。
長期的に考えれば3Dプリンターで自作するのが一番コスパも良いでしょうし。
CADで3Dモデルが作れること前提ですが…。

いずれは自作したいですね~。

※2023/05/11 update
三角屋さんで3Dプリンター製の手首セットが販売されていますが、高クオリティかつサイズバリエーション豊富なので個人的に満足度が高く非常にオススメです。

一部レジン製のハンドパーツについて

※2024/07/28 update

いつ頃かからかUVライトの照射で発光するものを見かけるようになりました。

材質が変わったのか、成型色が関係しているか等詳細は不明ですが、「以前は光らなかったものがいつの間にか光るようになっていた」というお話です。
青白く発光しているものはグレー色のハンドパーツですが、手持ちのものは全て発光していました。
画像右上のペールオレンジ系の色のものについては発光していませんでした。

塗装後も青白く発光してしまうため、気になる方はUVカットの塗料等を使用しましょう。