Amazonリンクが多いと重すぎて開けないようなので前後編に分けました。
こちらは塗装前までの前編です。塗装~仕上げまでは後編記事へどうぞ
本日は私自身が使用している製作ツールや使用頻度の高いツールについてご紹介したいと思います。
私のように腕はないけどできるだけ高品質な全塗装品を作りたいという方に向けて、少しでもお役に立てればという趣旨です。
分かりやすいように実際の製作の流れに沿いながらご紹介いたします(^^)
※2024年5月現在、ガンプラは依然として一部の高サイクル再販品以外はネットで高額転売されているのが実情だと思いますが、原材料価格上昇等により薄め液や塗料等も高騰しています。
例えば塗料の場合、使用頻度の高いメジャーな色は3~5倍にまで上昇(amazon価格)しています。
私が利用させて頂いている実店舗での上昇幅はそこまで高くありませんが、一部塗料は入荷後即売り切れてしまう状態なため、購入の際は実店舗で、在庫確認をしてから購入しに行くのが良いと思います。
購入前に必ずメーカー希望小売価格は調べましょう。
(地域差はあると思いますので、関東圏の一地域での例としてご認識ください。)
>>Mr.HOBBY
>>ガイアノーツ
amazonで購入する際は、販売元がamazonになっているものはメーカー希望小売価格以下です。(購入個数制限有)
>>amazon販売品一覧
製作フロー
仮組(全体チェック、可動部のクリアランス確認等)
初めてキットを組む時にまずやる事ですが、完成イメージを知るために組み立てます。
関節部を曲げて、どの部分が擦れやすいか等クリアランス確認もしておきます。
ニッパーでランナーから切り出す時は、ゲートから切り離す用の安いニッパーと、パーツに残ったゲートを除去する切れ味の良い片刃の2種をもっておくと良いと思います。
いわゆる『2度切り』と言われる方法ですね。
パーツを切り出す際に一番怖いのは、ゲートを除去する際にパーツをえぐって傷をつけてしまう事なので、できるだけこのリスクを無くすために2度切りをします。
仮組で組む際、ダボに切り込みを入れてパーツが分解しやすいようにしておきます。
それでも分解しにくいパーツなどもあるので、パーツオープナー等のこじ開け用の器具をもっておくと便利だと思います。
必要なもの
それなりのニッパー(1,000円~)
あると良いもの
切れ味の良いニッパー(3,000円~)
パーツオープナー
改造(モールドの追加や造形変更等)
次にスジボリでパネルラインを追加したり、スタイル変更、ディテールアップをしていくのですが、最初に完成イメージをどれくらいの工数で作るか決めて、その中で出来る事を考えるほうが良いと思います。
予めゴールを決めておくのはモチベーション的にも大事だと思います。
私の場合、「できるだけ少ない手間で大きな効果が見込める」方法をまず考えます。
アーマーの裏打ちや肉抜き穴埋めなど、たしかにクオリティはアップしますし、当然やった方が完成度は高くなるのですが、見えないところは基本的に放置です(;´∀`)
理由は見ようと思わないと見えないからです。
それなら見えているところにリソースを割いたほうが良いという考え方です。
非常に企業的思考ではあるのですが、時間は替えが効かない貴重なリソースであるというのは趣味でも仕事でも同じですよね。
もちろん趣味だからこそ時間をつぎ込むという考え方を否定しているわけではありません!
必要なもの
定規は一本は持っておくほうが良いと思います。(私の場合必須です)
デザインナイフ。私の場合はクラフトナイフとデザインナイフを用途に合わせて使いわけています。
私の場合、プラ板は1mmが一番頻度が高いです。
重ねれば厚くなりますし、厚すぎれば削るようにすれば1mmさえあれば割となんとかなります
プラ用の接着剤
個人的に一番使用頻度が高いのがポリパテです
BMCタガネは0.15か0.2あたりを一本は持っておく事をおすすめします。
本当に良品質だと思うので、結果的に代用品を探すよりも安くなると思います。
(>>スジボリ堂さんで不定期にて抽選販売)
ガイドテープ
曲線や角をまたぐ際など柔軟で追従性があるため重宝します。
粘着力が落ちず判別しやすい色や透過性があるため使い勝手がよくメインで使用しています。
薄刃のノコギリ。
極薄なので精密な切断が要求される場面での使用に向いています。
上記よりも刃幅があるので精密さには欠けますが、一般的なノコギリのような扱いやすさがあり切断力があるため上記と使い分けるのが良いです。
瞬間接着剤は硬化後削りやすい物がおすすめです。
色がついたものもあり、用途によっては色付きのほうが使いやすかったりします。
あると良いもの
使うと分かる便利さ
>>スジボリ堂さんのパーフェクトバイス1号
私の場合瞬着と硬化剤はほぼ必須ですが、なくてもできない事はないということで…。
ランナーゴミで代用はできるのですが、時短で使用しています。
色々種類がありますが、個人的に外径3mmが一番使用頻度が高いです
プラチップの埋め込み用のミゾを作る時や、開通したくない円モールド作りの際に使えます。
削りカスなどで粘着力が落ちズレやすいため割と使いどころは限られますが、透明かつ量は多いため持っていても良いと思います。
表面処理(やすり掛けや合わせ目消し等)
最近のキットは合わせ目が目立たないように工夫されているものが多いのですが、少し古いキットなどは合わせ目ががっつり目立ってしまうものなどあるため、中には消したほうが見栄えがあがるものもあると思います。
1/144キットの全塗装の場合、クリアコートまで終えると、ヒケや合わせ目はあまり目立たなくはなるのですが、実際に手にとって見ると違いは分かると思います。
私の場合、やすり掛けは240~800番までを使用します。(1000以降は用途が限定されるためほとんどつかいません。)
必要なもの
私の場合、ほとんどペンサンダーですが、小さいパーツ等は適当なサイズに切断したプラ板に両面テープで紙やすりを貼り付けて使用する事が多いです。
1/144サイズのキットだと小さいパーツが多く、ペンサンダーだけでは細かい部分に対応できないためです。
そこそこの大きさのものは神ヤスを装着したペンサンダー、小さいものはプラに貼りつけた紙やすりで対応しています。
マスクは使い捨てでも良いのですが、できればしっかりとしたものを一つ購入しておくと良いと思います。
塗装時だけでなくやすり作業でも粉塵対策は必須です。
あると良いもの
電動やすり。個人的には必須級ですが、なくてもry
洗浄
表面処理が終わったら洗浄です。
やすり掛けが終わり気が楽になります(;´∀`)
中性洗剤入りの超音波洗浄機で洗いつつ、溝に入った削りかす等は歯ブラシで落とします。
必要なもの
あると良いもの
塗装~仕上げの後編は下記リンクよりどうぞ